名古屋駅の在来線ホームにホームドア JR東海、2~3年後に5・6番線



名古屋駅に設置されるホームドアのイメージ(写真は金山駅)。【画像:JR東海】

JR東海は6月9日、名古屋駅の在来線ホームに可動柵(ホームドア)を設置すると発表した。設備投資額は約12億円。2~3年後の使用開始を予定している。

ホームドアが設置されるのは、東海道本線下りの5・6番線ホーム。同社が快速・普通列車で使用している311・313・315系電車の4・6・8両編成のドア位置に対応できるよう、開口幅を最大4mにする。安全対策として戸挟みや支障物、居残り、こじ開け、巻き込みを検知する機能を設けるほか、非常停止ボタンも設置する。

まず2023年7月、6番線ホームで使用開始。5番線ホームは2024年6月の使用開始を予定している。

JR東海は東海道本線の刈谷駅(愛知県刈谷市)と金山駅(名古屋市)でホームドアの設置計画を進めており、今年2021年3月に金山駅3番線ホームのホームドアの使用を開始。12月頃には4番線ホームのホームドアも使用開始の予定だ。刈谷駅は2025~2026年度に設置の予定。

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