大井川鐵道「EL列車」GWにアンコール運転 電気機関車が旧型客車をけん引



大井川鐵道(静岡県)は5月4・5日の計2日間、大井川本線・新金谷~千頭間で電気機関車が客車をけん引する「EL列車」を運転する。

電気機関車がけん引する「EL列車」。【画像:大井川鐵道】

運行時刻は往路が新金谷10時38分発→千頭11時54分着、復路が千頭14時10分発→新金谷15時27分着。大井川鐵道はE10形やED500形、E31形など複数の電気機関車を保有しているが、実際にけん引する機関車は当日決めるとしている。客車は旧国鉄の旧型客車が使われる。

予約制で、申込みは大井川鐵道のウェブサイトで受け付けている。当日空席があれば当日券が発売される。

大井川本線は蒸気機関車がけん引するSL列車の運転で知られているが、SL列車以外は電車や電気機関車が使われている。終戦後の1949年に電化しており、昨年2019年の10~12月には電化70周年を記念して、EL列車の増発運転を行った。

大井川鐵道によると、「感じたことのなかった昭和の鉄道に乗ることができた」「この列車で違う季節の川根路を体験したい」との声が寄せられたといい、「沿線の茶畑が一面もえぎ色となる美しい時期にEL列車のアンコール運転を決定いたしました」としている。

旧型客車の車内。【画像:大井川鐵道】