小湊鉄道「路盤流出」全線復旧は10月の見込み 里見以南は8月に



小湊鉄道線の列車。【撮影:草町義和】

小湊鉄道(千葉線)は一部区間が運休している小湊鉄道線について、10月中旬頃の全面復旧を目指している。

同社によると、里見~上総中野間は8月中旬を目標に復旧工事に取り組んでいる。馬立~上総牛久間は10月中旬の復旧の見込みだ。

馬立~上総牛久間の路盤流出地点。【画像:小湊鉄道】
里見~上総中野間の路盤流出地点。【画像:小湊鉄道】

国土交通省によると、小湊鉄道線は7月初旬の大雨により、馬立~上総牛久間と上総大久保~養老渓谷間で路盤流出の被害が発生した。この影響で両区間を含む光風台~上総牛久間と里見~上総中野間が運休している。

小湊鉄道によると、運休区間はバスによる代行輸送を実施。それ以外の区間も本数を減らして運転している。トロッコ列車は9月末まで運休し、再開のめどが立ったら改めて案内するとしている。

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