大分空港を起点にした「MaaS」実証実験を実施 「ホーバークラフト」導入見据え



大分空港利用促進期成会とJR九州などで構成される共同企業体は1月10日、「大分空港を起点としたMaaS実証実験」を1月12日から始めると発表した。

国東半島の沿岸に整備された大分空港(右)。【撮影:草町義和】

共同企業体の代表構成員はJR九州と第一交通産業、西鉄、トヨタフィナンシャルサービス。トヨタフィナンシャルサービスのMaaSアプリ「my route」で経路検索サービスを提供し、JRや高速バス、飛行機・レンタカーなどのネット予約サービスとタクシー配車アプリと連携する。これにより現在地から目的地までの検索・予約・決済の各サービスをスムーズに利用できるようにするという。大分県内の観光情報なども提供する。

ほかにも「my route」上で大分交通・大分バス・亀の井バスが運行するバスのデジタルチケットを発売。大分空港と大分県内各地を結ぶバス「エアライナー」「湯布院ライナー」の片道券や、大分市内の路線バスを自由に乗り降りできる「大分バス1日乗車券ワイド」、別府市内などの路線バスを利用できるフリー切符「MyべっぷFreeミニフリー乗車券1日券」を購入できる。

大分~大分空港を結ぶホーバークラフトのデザイン。【画像:大分県】

大分空港は大分県北東部の国東半島沿岸部にある空港。大分市などの県内各地と大分空港を結ぶ公共交通機関としてリムジンバスが運行されている。かつて大分・別府~大分空港などで運航されていたホーバークラフト航路は2009年に廃止されたが、空港アクセス改善策として復活することが決まっており、大分県は今年2023年以降の就航を目指している。

実証実験ではアクセス改善効果の検証や問題点の洗い出しを行い、持続的なサービス導入の検討を行う。利用促進期成会と共同企業体は「大分空港の更なる活性化のためには、空港からの二次交通であるバスやタクシー、レンタカーに加え、今後導入予定のホーバークラフトなどを活用したMaaSを導入し、大分空港から目的地までの移動の利便性を高めることが重要」としている。

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