東海道新幹線も定期列車が一部運休 5月11日以降、「のぞみ」1時間あたり3本程度に



JR東海は5月7日、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が延長されたことを踏まえ、東海道新幹線で一部の定期列車を運休すると発表した。

東海道新幹線を走る列車。【画像:いちななさん/写真AC】

定期列車の運休を含むダイヤに移行するのは5月11日から。「のぞみ」の運転本数が見直され、当面のあいだは1時間あたり3本程度の運転になる。このうち山陽新幹線に直通する「のぞみ」は1時間あたり1~2本程度に。「ひかり」「こだま」はすべての定期列車が引き続き運転される。

5月11日以降の1日あたりの運転本数は、「のぞみ」は平日と土曜・休日ともに101本で、いまより50~60本程度少ない本数に。昨年度2019年度の1日平均(230本)の4割程度の本数になる。「ひかり」は2019年度の平均本数と同じ65本。「こだま」は平日が85本、土曜・休日が79~80本で、平日は2019年度の平均本数(83本)より2本増える。

東海道新幹線では臨時列車を中心に列車を減便が続き、今年2020年4月24日以降はすべての臨時列車が運休となったが、定期列車はすべて運転されていた。国内の幹線鉄道では最大級の輸送量を誇る同線の定期列車も減便されることになり、公共交通の減便は新たな局面を迎えた。