東武鉄道8000系「動態保存車」野田線に転属へ 記念の回送列車ツアーや撮影会



東武鉄道は10月11日、現在は南栗橋車両管区で保管している8000系電車の第8111編成を野田線(東武アーバンパークライン)・七光台駅に隣接する南栗橋車両管区七光台支所に転属させると発表した。これを記念して回送列車ツアーや夜間のライトアップ撮影会を10月28日に行う。

動態保扱い扱いになったころの第8111編成(2012年)。【撮影:草町義和】

転属記念の回送列車ツアーは南栗橋駅集合。南栗橋12時50分発→東武日光14時30分着・15時23分発→七光台17時28分着の行程で実施する。募集人数は150人で参加費は大人1万5000円、子供1万3000円。申込みはクラブツーリズムで受け付ける。

ライトアップ撮影会は18時から20時30分まで七光台支所で開催。七光台駅に17時10分に集合して同駅から七光台支所まで第8111編成の回送列車に乗り、そのまま車庫内に入る。七光台支所では第8111編成と第8150編成の並びを撮影できる。募集人数は最大40人で参加費は3万円。申込みは10月20日12時から27日12時までショッピングサイト「TOBU MALL」で受け付ける。

現在の第8111編成はイベント列車などで運用されている。【撮影:草町義和】

8000系は1963年から1983年にかけ製造された東武鉄道の通勤電車。私鉄の電車系列としては最も多い712両が製造された。初期に製造された車両は引退しているが、第8111編成は2012年、東武博物館が保有する動態保存車の扱いに。その後はイベント列車などで運用されてきた。

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