北神線きょうから「神戸市営地下鉄」に 運賃大幅値下げ、「日本一」も変化

神戸市交通局は6月1日、北神急行電鉄が列車を運行する北神線(北神急行線)を神戸市営地下鉄に編入し、市営化した。これにより北神急行線は神戸市営地下鉄の北神線として再スタートを切った。

市営化された北神線の車両。【画像:west3/PIXTA】

北神線は新神戸(神戸市中央区)~谷上(同北区)間の7.5kmを結ぶ鉄道路線。両駅間は六甲山地を貫く約7kmのトンネルで直結しており、途中に駅はない。新神戸駅で神戸市営地下鉄の西神・山手線と接続し、相互直通運転を行っている。

市営化により西神・山手線と経営上の一体化が図られたほか、北神線も神戸市営地下鉄の運賃が適用されることになり、新神戸~谷上間の普通旅客運賃は従来(370円)より90円安い280円に。従来の神戸市営地下鉄への乗り入れ区間を含む三宮~谷上間では2社の運賃合算もなくなるため、従来(550円)のほぼ半額の280円になる。

北神線の市営化で同線は今後、統計資料などで地下鉄として取り扱われるようになるとみられる。標高が日本一高い地下鉄駅は、これまで仙台市地下鉄東西線の八木山動物公園駅(標高約136m、仙台市太白区)だったが、6月1日以降は北神線の谷上駅(標高約244m)に。隣接する駅間の距離が最も長い区間も、地下鉄では北神線・新神戸~谷上間の7.5kmになる。

地下鉄を明確に定義した法令はないが、日本では大都市中心部の地下を通る鉄道で、公営事業者やそれに準ずる事業者が運営しているものを「地下鉄」と呼ぶことが多い。国土交通省は従来、統計資料などでは北神急行電鉄を地下鉄ではなく「地方鉄道・中小民鉄」として取り扱ってきた。

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