鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)はあす10月5日、北陸新幹線の福井駅の駅舎新築工事に着手する。
鉄骨造りの平屋建てで、駅本屋は約3100平方m。旅客上家は約6300平方m、駅後方施設は約1300平方mになる。プラットホームは島式ホームの1面2線。待避線も整備されず、新幹線の駅としては珍しいコンパクトな駅になる。
北陸新幹線は現在、鉄道・運輸機構が2023年春の開業を目指して金沢~敦賀間の工事を進めており、完成後はJR西日本が運営する。途中、小松・加賀温泉・芦原温泉・福井・南越(仮称)の各駅が設けられる。
このうち福井駅付近の高架橋は、2005年に先行して着工。2009年に完成している。2015年から2018年にかけ、えちぜん鉄道が暫定的に北陸新幹線の高架橋を使用していた。