東京メトロ銀座線「増発」4月29日から 減便後の混雑率上昇受け



東京メトロは3月30日、銀座線の列車を4月29日から増発すると発表した。

銀座線の増発イメージ。現在は日中が1時間あたり12本だが3本増やして15本にする。【撮影:草町義和、加工:鉄道プレスネット】

増発するのは平日10~15時台と土曜・休日8~20時台の日中を中心とした時間帯。現在は1時間あたり12本(5分間隔)だが、4月29日からは3本増やして15本(4分間隔)にする。この増発に伴い、一部の列車の運行時刻などを変更する。

東京メトロはコロナ禍に伴う利用者の減少を受け、昨年2022年7月に銀座線などで列車の大幅な減便を実施していた。同社の広報課によると、銀座線の日中の混雑率が減便翌月の2022年8月時点に比べ20%ほど上昇。「行動制限の緩和による外出機会の増加などで混雑率が上昇したのではないか」とし、利用状況を踏まえて増発を決めたという。

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