能勢電鉄「復刻塗装車」終了で引退記念の撮影会 検査の効率化図る



能勢電鉄は6月6日、5100系電車の「復刻塗装車」4両(2両編成2本)の塗装を順次マルーン色に変更すると発表した。これに先立ち復刻塗装車の引退を記念した撮影会を実施する。

復刻塗装車の5100系(第5124編成)。【画像:梅さとちゃん/写真AC】

撮影会は7月15日に開催予定。「ありがとう復刻塗装車撮影会」と「さよなら復刻塗装車5124・5142 プレミアムな撮影会」の2コースが実施される。開催時間は「ありがとう」が9時10分~10時10分。「さよなら」は11時~12時50分と13時40分~15時30分の2部制だ。集合場所は平野本社ビル。

「ありがとう」では平野車庫で復刻塗装車の第5124編成と第5142編成を並べて留置。先頭車の行先表示幕やヘッドマークを変更しながら撮影する。参加記念グッズとして撮影会特別ヘッドマークのミニチュアマグネット2枚とポストカード3枚がプレゼントされる。参加費は5500円で中学生以上60人以上を募集する。

「さよなら」は並べて留置した状態に加え、連結した状態での撮影もできる。参加記念グッズは撮影会特別ヘッドマークのミニチュアマグネット2枚とスマホスタンド1個、ポストカード3枚。参加費は8800円で中学生以上100人を募集する。

申込みは「ありがとう」「さよなら」ともに、6月12日12時から能勢電鉄ウェブサイトで受け付ける。先着順。

復刻塗装車の5100系(第5142編成)。【画像:梅さとちゃん/写真AC】

能勢電鉄は創立100周年を迎えた2008年、1500系電車の2両編成に旧塗装を施した復刻塗装車の運行を開始。1500系は2016年までに引退したが、同年に導入された5100系2両編成の第5124編成と第5142編成に復刻塗装が施された。

能勢電鉄は復刻塗装車の運行を終了する理由について「定期検査の効率化を図るため、ここで終了とし現行の復刻塗装車両5100系2編成を順次マルーン色に変更します」としている。

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