京都地下鉄烏丸線の新型車両「20系」3月26日デビュー 2025年度までに9編成



京都市交通局は3月1日、京都市営地下鉄烏丸線に導入する新型車両「20系」について、3月26日から営業運行を開始すると発表した。これに伴いデビュー記念のキャンペーンを実施する。

烏丸線に導入される新型車両の20系。【画像:京都市交通局】

3月1日から地下鉄駅の構内などでPRポスターを掲出している。5月中旬頃まで掲出される予定。また、3月26日の営業運行開始から5月8日までは、20系の先頭車の運転席背面広告パネル下部に2次元コードを掲出し、これを読み取ると車両製造現場の動画を見ることができる。

ツイッターを活用したキャンペーンも3月26日から5月8日まで行われる。(1)京都市交通局の公式アカウントをフォローし、(2)ハッシュタグ「#烏丸線20系に乗るっ」を付けて20系についての感想をツイート。(3)太秦天神川駅の市バス・地下鉄案内所で投稿画面と当日利用の「地下鉄1日券」か「地下鉄・バス1日券」を提示すると、このキャンペーンで制作したPRポスターが先着100人にプレゼントされる。

また、(1)(2)をクリアした人のなかから抽選で20人に20系の記念ピンバッジがプレゼントされる。この場合、ツイートに「ピンバッジ希望」と書き添える必要がある。ほかに20系デビューの記念乗車券(600円、300セット限定)も3月26日10時から太秦天神川駅改札外特設ブースで販売される。

20系は内外観に京都の伝統産業の素材や技法を活用したのが特徴の新型車両。先頭車の運転台後方は大きな荷物を所持した客や車椅子・ベビーカー利用者のための「おもいやりエリア」として広いスペースを確保した。まず3月26日から最初に完成した第1編成が営業運行を始める。5月末までは第1編成の運行スケジュールが交通局のウェブサイトで公開される。

来年度2022年度以降は1年につき2編成ずつ導入される計画で、2025年度までに9編成がそろう予定。これに伴い、現在烏丸線で運用されている通勤電車10系のうち、1981年の開業時に導入された9編成が引退する。

《関連記事》
京都地下鉄東西線「洛西延伸」西京区の基本計画から削除 「新たな環状交通」検討
京都市営地下鉄烏丸線「新型車両」局章・銘板に京都の伝統素材・技法