JR東海は8月25日、大雨の影響で一部区間が運休中の中央本線について、9月3日に同社の運営区間である名古屋~塩尻間の全線の運転を再開すると発表した。
名古屋~塩尻間は現在、長野県内の南木曽~上松間と奈良井~塩尻間が運休中。バスによる代行輸送を行っている。まず8月28日の始発から奈良井~塩尻間の運転を再開。残る南木曽~上松間は9月3日の始発から運転を再開する。
特急「ワイドビューしなの」も9月3日から運転を再開する予定。「ワイドビューしなの」の指定席特急券や自由席特急券などは8月26日から発売を再開する。
JR東海は8月20日の時点では奈良井~塩尻間を8月30日頃に再開し、南木曽~上松間は9月中旬に再開するとしていたが、両区間とも再開時期が前倒しされた。
中央本線は塩尻駅を境に東京寄りをJR東日本、名古屋寄りをJR東海が運営している。JR東日本の運営区間では、岡谷~辰野~塩尻間が運休中。岡谷~辰野間は8月26日に再開の予定で、残る辰野~塩尻間も9月上旬に再開の予定だ。
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