JR東日本3月10日、「東京駅南部東西自由通路」の本体工事に着手すると発表した。2029年頃の使用開始を目指す。
東京駅南部東西自由通路は東京都の南側に設けられる自由通路。延長約290mで地下1階に整備される。このうち八重洲寄りの一部は整備済みだ。幅は8mの計画。途中2カ所に段差があり、階段とエレベーターが設けられる。JR東日本は「ゆとりある歩行者空間とするとともに、利用者にとって分かりやすい通路」にするとしている。
東京駅は北側に駅の東西を結ぶ自由通路が2層に設けられているが、中央部と南側には自由通路がない。このため東京都などは駅周辺の回遊性を向上させる歩行者ネットワークの形成を図るため、東京駅の南側に丸の内エリアと八重洲エリアをつなぐ自由通路の整備を計画した。
2017年3月に都市計画が決定。都とJR東日本、JR東海が検討を進め、これまで準備工事などが進められていた。
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