東京モノレール浜松町駅「建替」本格着手 改札集約や広場整備など、完成は8年後



東京モノレールは10月22日、モノレール浜松町駅の駅ビルの建替工事に本格着手すると発表した。浜松町駅西口で進む開発事業に伴うもの。

新しいモノレール浜松町駅のイメージ。【画像:東京モノレール】

新しい駅ビルは鉄筋コンクリート造(ホーム上屋は鉄骨造)の地上5階。敷地面積は約5300平方m、延床面積は約1万800平方mになる。1964年の開業から57年が経過した駅施設を更新し、防災機能の強化を図る。

現在は2階と3階に分かれている改札口を3階に集約して分かりやすくする。また、駅ビル3階中央部に開発ビルと駅を直結する歩行者広場を整備。エレベーター・エスカレーターによる地下鉄・バス・タクシーの乗換ルート(ステーションコア)と駅を接続し、ほかの交通機関との乗換利便性の向上や交通結節点機能の強化を図る。

ホームのイメージ。【画像:東京モノレール】
歩行者広場のイメージ。【画像:東京モノレール】
改札が2階と3階に分かれている現在のモノレール浜松町駅。【画像:東京モノレール】
改札を3階に集約し歩行者広場を設ける新しいモノレール浜松町駅。【画像:東京モノレール】

このほか、周辺の自由通路整備事業などとあわせ、竹芝・芝浦地区などとの歩行者ネットワークを形成する。

完成は8年後の2029年12月の予定だ。

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