青森・岩手・秋田のJR線にICカード「スイカ」導入へ 「新改札システム」でエリア拡大



スイカが導入される予定の線区と駅。【画像:JR東日本】

JR東日本は4月6日、青森県・岩手県・秋田県の北東北3県の鉄道路線に交通系ICカード「Suica」(スイカ)を導入すると発表した。導入駅は3県あわせて44駅。3エリアとも2023年春以降のサービス開始を予定している。

●青森エリア(10駅)
・奥羽本線(弘前~青森):弘前・撫牛子・川部・北常盤・浪岡・大釈迦・鶴ケ坂・津軽新城・新青森・青森の各駅

●盛岡エリア(17駅)
・東北本線(北上~盛岡):北上・村崎野・花巻・花巻空港・石鳥谷・日詰・紫波中央・古館・矢幅・岩手飯岡・仙北町・盛岡の各駅
・田沢湖線(盛岡~雫石):大釜・小岩井・雫石の各駅
・釜石線(花巻~新花巻):似内・新花巻の各駅

●秋田エリア(17駅)
・奥羽本線(和田~追分):和田・四ツ小屋・秋田・泉外旭川・土崎・上飯島・追分の各駅
・男鹿線(追分~男鹿):出戸浜・上二田・二田・天王・船越・脇本・羽立・男鹿の各駅
・羽越本線(新屋~秋田):新屋・羽後牛島の各駅

JR東日本は北東北3県のスイカ導入について「新たな改札システム」を使用する予定としている。新たな改札システムでは、従来自動改札機にあったスイカのの主要な機能をセンターサーバーに集約。将来的にはスイカエリアのさらなる拡大のほか、モバイルスイカなどスマートフォンによる多様なサービス提供などが実現できるよう、クラウド化を進めるという。