JR東海バスの「エアロキング」運行終了へ 国産最後の2階建てバス



JR東海バスは3月1日のダイヤ改正にあわせ、三菱ふそうの2階建てバス「エアロキング」の運用を終了する。最終運行日の2月29日は東京~名古屋で昼行・夜行の合計4便が運行される予定だ。

在りし日の「エアロキング」(JR東海バス車)。【画像:たかさくら/写真AC】

2月29日の「エアロキング」の運行時刻は次の通り。

新東名スーパーライナー10号:名古屋駅11時00分→東京駅16時14分
ドリームなごや2号:名古屋駅22時10分→(3月1日)東京駅5時49分

新東名スーパーライナー新宿7号:東京駅11時30分→名古屋駅17時27分
ドリームなごや1号:東京駅23時00分→(3月1日)名古屋駅6時43分

3月1日の下りからは全車スカニア車両で運行される。JR東海バスは「エアロキング」の引退イベントを3月1日以降に実施する方向で検討しており、決定次第案内するとしている。

「エアロキング」は三菱ふそう製の2階建てバス。1980年代に登場し、JRバスグループでは都市間の高速バスに導入された。2010年に生産・販売が終了。これ以降、日本では2階建てバスは製造されておらず、「エアロキング」が国産最後の2階建てバスになっている。

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