京成電鉄は押上線・京成立石駅(東京都葛飾区)の南口東側階段を通行止めにする。同駅付近で行われている高架化工事に伴うもの。
通行止めは10月1日の始発から。これ以降、京成立石駅の出入り口は南口側の階段1カ所とエレベーター1カ所、北口側の階段2カ所になる。
京成立石駅は線路・ホームの上に駅舎を設けた橋上駅。立地の狭さもあり、橋上駅舎と地上を結ぶ階段のうち東側の階段は地上側に広がるようにして斜めに設置しているのが特徴的だ。
同駅を含む四ツ木~青砥は線路を高架化する連続立体交差事業が2003年に事業認可され、2018年までに用地買収が完了。現在は線路を仮線に切り替えるための工事が進められている。京成立石駅では今後、仮設のホーム(島式1面2線)と地下通路を整備して橋上駅舎を撤去。これにより高架橋と高架ホームを建設するスペースを捻出する。
事業施行期間は2030年度末(2031年3月31日)まで。事業完了後は相対式2面2線の高架ホームに変わる。
《関連記事》
・京成押上線・京王線「高架化」施行期間を9年後に延長 最大18年の遅れに
・京成押上線・四ツ木~青砥間の高架化工事で「仮線」姿現す 踏切解消はいつ?