会津鉄道「お座トロ展望列車」リニューアル、JR只見線を初運行



「お座トロ展望列車」の車両のイメージ。【画像:会津鉄道】

会津鉄道の「お座トロ展望列車」が7月10日、JR東日本の只見線・会津若松~会津川口間でツアー専用列車として運行される。通常の乗り入れ区間である会津若松~西若松間を除くと、「お座トロ展望列車」が只見線を走るのは初めて。車両のデザインもリニューアルされる。

運行時刻は往路が会津若松10時15分発→西若松10時26分発→会津中川12時18分着→会津川口10時27分着、復路は会津川口13時55分発→会津中川14時06分発→西若松15時57分着→会津若松16時07分着の予定。到着後はフリータイムになる。

旅行代金はトロッコ席1ボックス(定員2人)が6000円、お座席席1ボックス(定員4人)が9600円。食事は付いてないが、オプションとして会津田島駅「おふくろ弁当」(1100円)を提供する。募集人数は56人。6月16日10時から会津鉄道ウェブサイトで受け付ける。

「お座トロ展望列車」は展望席・座敷席を設けたAT-400形気動車1両(AT-401)とトロッコ席を設けたAT-350形気動車1両(AT-351)で構成される列車。通常は会津鉄道会津線の会津若松~西若松~会津田島間(会津若松~西若松間は只見線乗り入れ)で土曜・休日を中心に運行されている。

今回の只見線のツアー名は「会津鉄道 デザインリニューアル お座トロ展望列車で行く!只見線の旅」と題しており、案内では従来のデザインとは異なる「お座トロ展望列車」のイラストが描かれている。

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