弘南鉄道「2カ月半ぶり」全線再開へ 脱線→運休→再開→レール不具合→運休



弘南鉄道(青森県)は12月5日、レールの不具合により一部区間が運休中の大鰐線について、12月8日の始発から全区間の運行を再開すると発表した。すでに全区間再開済みの弘南線も含め、ほぼ2カ月半ぶりに全線全区間の運行を再開する。

全区間の運行を再開する弘南鉄道大鰐線。【画像:KUZUHA/写真AC】

弘南鉄道では8月6日に大鰐線で脱線事故が発生し、同線は17日間運休した。これを受けて弘南鉄道は弘南線と大鰐線で調査を実施。その結果、両線とも数カ所でレールに不具合があるのが見つかり、弘南鉄道は9月25日の昼ごろから全線全区間の運行を見合わせた。

弘南鉄道はレールの補修作業を進め、10月26日には弘南線の一部区間で運行を再開。11月7日に同線の全区間で運行を再開した。一方、大鰐線は11月20日に津軽大沢~中央弘前の運行を再開し、大鰐~津軽大沢のみ運休を継続していた。

弘南鉄道は大鰐線の運休区間のうち石川~義塾高校前の補修が完了したとし、安全を確認したうえで12月8日の始発から全区間の運行を再開するとしている。

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