大雨による運休区間まとめ(8月12日12時) 津軽線は全線再開まで1カ月以上か



国土交通省や鉄道各社によると、8月3日からの大雨によるおもな運休区間と被害状況などは次の通り(8月12日12時時点まとめ)。これ以外にも列車の遅れや一部運休が発生している区間がある。

JR北海道

釧網本線:全線

JR東日本

津軽線:青森~蟹田~三厩
・津軽二股~大平で盛土流出・盛土崩壊など
・復旧までに8月11日時点から少なくとも1カ月以上かかる見込み

盛土流出などの被害が発生している津軽線。【画像:JR東日本】

五能線:能代~弘前
・大間越~白神岳登山口で橋梁被害
・千畳敷~北金ヶ沢で土砂流入
・風合瀬~大戸瀬で道床流出
・陸奥赤石~鯵ヶ沢で橋梁傾斜
・運転再開には時間がかかる見通し

五能線では橋梁の損傷などの被害が発生している。【画像:JR東日本】

奥羽本線:大館~弘前
・今後の降雨や増水、避難指示発令などの状況を踏まえ再開を判断

奥羽本線:浪岡~新青森
・大釈迦駅で線路冠水
・大釈迦~鶴ヶ坂で路盤流出
・運転再開には時間がかかる見通し

米坂線:今泉~坂町
・盛土崩壊や土砂流入など(このうち羽前椿~手ノ子で橋梁倒壊)
・当分のあいだ運転を見合わせ
・代行バス運行中

磐越西線:喜多方~野沢
・喜多方~山都で橋梁倒壊
・当分のあいだ運転を見合わせ
・代行バス運行中

JR貨物

津軽線・海峡線など:青森信号場~函館貨物

奥羽本線:大館~青森信号場

8月3日からの大雨の影響で運休していた各線は順次復旧しているが、一方で8月9日の大雨により施設被害が拡大している。津軽線の全線復旧は9月中旬以降になりそうだ。

《関連記事》
米坂線・磐越西線で代行バス 橋梁倒壊で当面のあいだ
羽田空港アクセス線「新駅」品川区が検討に着手 現行計画では途中駅なし