米坂線・磐越西線で代行バス 橋梁倒壊で当面のあいだ



大雨の影響で一部運休中の米坂線(山形県・新潟県)で、8月12日から代行バスの運転が始まる。

米坂線の羽前椿駅に停車している列車。【画像:DR17 Sagittarius Runaway/wikimedia.org/CC BY-SA 4.0】

JR東日本が発表した8月12~21日の運行計画によると、代行バスの運行区間は今泉~坂町。坂町→今泉方面は5~7本、今泉→坂町方面は5~9本が運転される。越後大島・越後下関・羽前松岡・伊佐領・羽前沼沢の5駅は駅から離れた道路上にバス乗り場を設ける。それ以外の駅は駅前に停車する。8月22日以降についてJR東日本は「バス時刻は、決まり次第お知らせします」としている。

米坂線は8月3日からの大雨で橋梁が倒壊するなど甚大な被害が発生。8月9日から米沢~今泉のみ臨時ダイヤで運転を再開した。倒壊した橋梁がある区間を含む今泉~坂町は当面のあいだ、代行バスで交通の便を確保する。

米坂線と同様に橋梁の倒壊で一部不通になっている磐越西線も8月10日から喜多方~野沢(福島県)で代行バスが運転されている。運行本数は喜多方→野沢が11本、野沢→喜多方が12本。このうち野沢22時46分発のバスは会津若松駅まで運転されている。バス乗り場は駅前広場だが尾登駅のみ駅前の道路に停車する。

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