阿蘇山噴火、鉄道「運休なし」路線バスが一部運休



気象庁によると10月20日11時43分、阿蘇山の中岳第1火口で噴火が発生した。火砕流が火口より1km以上に達した。

国土交通省の発表によると、10月20日14時時点では、火口の10km圏内に存在するJR豊肥本線と南阿蘇鉄道は噴火の影響による運休はない。このほか、阿蘇山ロープウェイと仙酔峡ロープウェイは廃止されており、10km圏内にロープウェイは存在しない。路線バスも被害はないが、九州産交バス阿蘇火口線が運休している。

道路は熊本県道阿蘇吉田線で13時から通行規制を実施。被害情報はない。周辺の空港も施設被害はなく、運航への影響はないという。

気象庁は11時48分、火口周辺警報を発表。噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。

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