JR西日本は11月20日、有料座席サービス「快速 うれしート」の関西圏での設定線区を拡大すると発表した。すでに設定済みの線区でも運行本数を増やす。
関西圏の「うれしート」は現在、大和路線・おおさか東線・奈良線・JR神戸線でサービス提供中。来年2025年春から琵琶湖線・JR京都線・嵯峨野線・JR宝塚線でも新たにサービスを開始する。このほか、奈良線とJR神戸線では「うれしート」の設定本数を増やす計画だ。
「うれしート」は最後尾車両の後ろ寄り座席に設定されているが、嵯峨野線では亀岡・園部寄りの車両に固定して設定。京都行きでは最後部車両の後ろ寄り、亀岡・園部方面行きの列車は最前部車両の前寄りが「うれしート」になる。
「うれしート」は快速列車の一部の座席を指定席として提供するサービス。利用に際しては乗車券などに加え指定席券(通常期530円、閑散期330円)を追加購入する必要がある。2023年10月から関西圏でサービスを開始し、今年2024年10月からは広島地区にも導入されている。
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