新八代駅~宮崎駅を結ぶJR九州バスの高速バス「B&Sみやざき」で、7月5日から一部の日に限定してノンストップ便の運行が始まる。JR九州とJR九州バスが6月3日、発表した。新八代駅で九州新幹線に乗り継いで福岡市に向かう「新八代ルート」を強化する。

7月5日から9月までの運行日は毎週土曜日と8月13日。「B&Sみやざき546号」(宮崎駅7時03分発→新八代駅9時13分着)を設定し、新八代駅では九州新幹線「さくら546号」(新八代9時28分発→博多10時21分着)に連絡する。10月以降の運行も順次設定する予定。
「B&Sみやざき」は九州新幹線の全線開業(2011年3月12日)にあわせて運行開始。途中、九州自動車道や宮崎自動車道のインターチェンジなどに停車するが、今回設定されるノンストップ便は停車しない。
「B&Sみやざき」と九州新幹線を乗り継ぐ場合、宮崎→博多の所要時間は3時間30~40分程度。今回設定されるノンストップ便を利用すると10~20分ほど短い3時間18分になる。宮崎→博多を日豊本線経由で直通する在来線特急「にちりんシーガイア」(5時間27分)より2時間以上早く、直通の高速バス(4時間40~50分)と比べても1時間半ほど早い。

JR九州とJR九州バスは「B&Sみやざき」について、「週末、繁忙期の朝便は、福岡でのコンサートやイベント等に向かうお客さまに多くご利用頂いており、定員を超える場合は増便を行っております」「ご利用のお客さまの約4割が宮崎駅からご乗車頂いている」として、ノンストップ便を新たに運行することにしたとしている。
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