東九州新幹線「ロゴマーク」決定 九州を縦断する列車と「レッド」で表現



宮崎県は3月17日、東九州新幹線のPRロゴマークが決まったと発表した。東九州新幹線鉄道建設促進期成会が昨年2024年10月から今年2025年1月にかけデザインを公募。29都道府県から364件の募集があった。

新幹線の列車。【画像:いっちー1710/写真AC】

最優秀作品1点と優秀作品2点、佳作作品3点を選出。このうち最優秀作品をPRロゴマークとして使用する。最優秀作品は九州と九州を縦断する列車が描かれ、列車の右側(九州東部)を赤く塗っている。制作者は「東九州新幹線のルートを情熱・希望のレッドで表し、人々の夢をのせて東九州の大地を、未来へ向かって力強く突き進む新幹線をシンボライズしています」としている。

最優秀作品のロゴマーク。【画像:宮崎県】

期成会は今後、ポスターやパンフレット、啓発グッズなどでPRロゴマークを使用。「東九州新幹線の実現に向けた機運醸成を図るために広く活用します」としている。

東九州新幹線は福岡市から大分市や宮崎市を経て鹿児島市に至る新幹線の構想で1973年に基本計画が決定。近年は先に事業着手していた整備新幹線の整備が進んだこともあり、大分県や宮崎県で実現に向けた動きが活発になっている。

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