東北本線の須賀川駅「新駅舎」前倒しで使用開始へ 東西自由通路には愛称



福島県須賀川市とJR東日本は11月25日、東北本線・須賀川駅で整備を進めてきた新しい駅舎と駅の東西を結ぶ自由通路の使用開始日を決めたと発表した。まず自由通路の使用を開始し、新駅舎の使用開始はその翌日になる。

新駅舎の東口側。【須賀川市】

新駅舎は鉄骨造り2階建てで延床面積は約520平方m。みどりの窓口や改札窓口、待合室、 自動券売機、指定席券売機、簡易、Suica改札機、エレベーター(2基)などを設ける。JR東日本によると、建物全体をガラス張りにして開放感を演出したという。

須賀川駅(東口)の完成イメージ。【画像:須賀川市】
新駅舎の西口側。【画像:須賀川市】
新駅舎(西口)の完成イメージ。【画像:須賀川市】
新駅舎の改札口のイメージ。【画像:JR東日本】

自由通路は公募により「あかりのみち」という愛称を付けた。須賀川市は12月の市議会に自由通路の条例を提出する予定。施設の設置や管理、利用方法、制限事項などを定める。

「あかりのみち」という愛称が付けられた自由通路。【画像:須賀川市】
上空から見た須賀川駅。跨線橋(左上)が今後撤去される。【画像:須賀川市】

東西自由通路は来年2025年1月25日に使用開始。11時から開通式を行い、オープニングイベントを12月から開催する。新しい駅舎は翌日の1月26日始発から使用開始する。

須賀川駅の新駅舎・自由通路は2022年に着手。当初の予定では2025年春に新駅舎と自由通路の使用を開始する計画だったが工事が順調に進み、使用開始時期が若干前倒しされた。新駅舎と自由通路の使用開始後は跨線橋の撤去工事が行われる。

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