越後線・白山~新潟の上所駅「2024年度末開業」計画認可、着工へ



国土交通省の北陸信越運輸局は4月19日、JR東日本が申請していた越後線・白山~新潟の新駅「上所駅(仮称)」の設置を認可した。

上所駅のイメージ(南側)。【画像:新潟市】

上所駅は白山駅から約1.6km、新潟駅から約1.5kmの新潟市中央区下所島1丁目に整備される新駅。近くには新潟南高校や中央卸売市場跡地を再開発したテーマタウンがある。本年度2023年度から工事に着手し、2024年度末に開業の予定だ。

上所駅の位置。【画像:国土地理院地形図、加工:鉄道プレスネット】

上所駅の構想は遅くとも1984年に浮上。2017年度に新潟市とJR東日本が新駅設置を含む連携協定を締結し、検討が本格化した。昨年2022年2月、新潟市とJR東日本が基本協定を締結。その後、JR東日本が鉄道事業法に基づき事業基本計画の変更認可を申請していた。

6両編成に対応した相対式ホーム2面2線を整備。駅員のいない無人駅で、交通系ICカードに対応した簡易改札機と乗車駅証明発行機などを設置する。このほか、駅の予定地にある既存の地下歩道をリニューアルし、エレベーターを整備する計画だ。建設費は新潟市が負担する。

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