千葉北西部の地震で関東の鉄道が運転見合わせ 「脱線」日舎ライナーは復旧に数日か



10月7日22時41分頃に発生した、千葉県北西部を震源地とする最大震度5強の強い地震の影響を受け、関東のほぼすべての鉄道路線が運転を一時見合わせた。きょう12月8日の13時時点でも、一部の路線で運転見合わせが続いている。

日暮里・舎人ライナーの列車。【撮影:草町義和】

国土交通省が10月8日7時時点の情報としてまとめたところによると、JR東海の東海道新幹線が1時10分頃に運転を再開し、1時48分頃まで運転した。JR東日本の東北新幹線は10月7日23時40分頃、上越・北陸新幹線は10月8日0時頃に運転を再開している。

これに伴い、東海道新幹線の東京駅と名古屋駅、東北・上越・北陸新幹線の東京駅で「列車ホテル」が実施された。JR在来線は山手線が0時25分頃、中央線が0時20分頃に運転を再開した。

私鉄は東武鉄道が2時29分頃に運転を再開。東京メトロは日比谷線が0時55分頃、東西線が0時41分頃に運転を再開した。京成電鉄は2時00分頃に運転を再開。北総鉄道は0時50分頃に再開している。いずれも2~3時台まで運転を継続したという。

JR東日本によると、関東エリアでは12時50分時点で湘南新宿ラインが運転を見合わせており、14時頃に再開の見込み。ほかの路線も一部列車の運休や遅れが続いているという。

東京都交通局によると、地震発生時に日暮里・舎人ライナーで脱線事故が発生した。日暮里駅発→見沼代親水公園駅行きの列車の先頭から3両の車輪が脱輪。緊急点検を実施したところ、車両のほか走行に必要な地上設備の損傷も確認された。復旧には数日かかる場合も想定されるとし、代替輸送の確保に向け調整中という。

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