小田急電鉄「本社移転」海老名と新宿の2拠点体制に



小田急電鉄は来年2023年、本社を東京都新宿区と神奈川県海老名市の2カ所に移転する。4月28日に同社が発表した。

海老名本社の最寄駅になる海老名駅。【撮影:草町義和】

現在の本社は小田急明治安田生命ビル(新宿区西新宿1-8-3)。まず2023年2月、「ViNA GARDENS OFFICE(ビナガーデンズ オフィス)」(神奈川県海老名市めぐみ町2-2)に海老名本社を設ける。

「ViNA GARDENS OFFICE」は小田急小田原線・相鉄本線の海老名駅とJR相模線の海老名駅のあいだに設けられた地上14階建てオフィス複合ビルで、今年2022年1月に完成した。海老名本社には交通サービス事業本部を中心に配置する。

続いて同年8月、小田急第一生命ビル(東京都新宿区西新宿2-7-1)に新宿本社を設ける。現在の本社から西北西へ約500mの位置になる。経営企画本部やまちづくり事業本部、一般管理部門を中心に配置する。

現本社ビルの小田急電鉄保有持分については、明治安田生命保険に譲渡する。譲渡益は約98億円の見込み。一方、本店所在地(東京都渋谷区代々木2-28-12)は変更しない。

現在の本社ビル(奥)と箱根登山バス(小田急グループ)のバス車両。【撮影:草町義和】

小田急電鉄によると、現在の本社ビルの老朽化に伴い、以前から本社機能の移転を検討していた。しかしコロナ禍でテレワークが普及するなどして働き方が変化していることから、時代に見合うオフィスの在り方を検討した結果、2拠点体制で本社を移転することにしたという。

小田急電鉄は今回の本社移転を機に2拠点を活用した多様なワークスタイルを実現できるオフィス環境を整え、従業員の働きがいや業務効率の向上を図り、企業価値向上につなげていくとしている。

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