北大阪急行の延伸「レール敷設完了」駅名看板デザイン一新、アクセントに御堂筋線



北大阪急行電鉄は11月27日、駅名看板や案内サインのデザインを一新すると発表した。このほどレールの敷設が完了した延伸区間の開業にあわせ、既設駅も含め新デザインの看板・サインに変更する。デザイン変更は1993年以来、約30年ぶり。

北大阪急行電鉄の車両。【画像:たろとれ/写真AC】

デザインが変更されるのは、延伸区間が開業する来年2024年3月23日。江坂駅を除く緑地公園~箕面萱野の全駅で看板・サインが変わる。

新しいデザインは8000形電車と9000形電車で使用している色調をベースとし、相互直通運行している大阪メトロ御堂筋線のラインカラーである赤色をアクセントとして取り入れる。これにより「北急らしさ」を表現するという。

箕面萱野駅の駅名看板。【画像:北大阪急行電鉄】

沿線に多く住む若いファミリー層にも馴染みやすくするとして木目調デザインを採用。「明るさ」「温かみ」 の演出にもこだわったという。このほか、案内用図記号(ピクトグラム)による情報提供や案内情報の集約、エレベーターまでの距離を表示するなどの工夫を採り入れる。

新デザインの案内サイン。【画像:北大阪急行電鉄】
箕面萱野駅東側のイメージ。【画像:北大阪急行電鉄】
箕面萱野駅ホームのイメージ。【画像:北大阪急行電鉄】
箕面萱野駅の北改札のイメージ。【画像:北大阪急行電鉄】
箕面萱野駅の南改札のイメージ。【画像:北大阪急行電鉄】

北大阪急行電鉄は江坂~千里中央5.9kmの北大阪急行線を運営。江坂駅で大阪メトロ御堂筋線に接続して相互直通運行を実施しており、大阪の北部と都心部を直結している。

11月26日のレール締結式。【画像:北大阪急行電鉄】
締結式のあとに行われたモーターカーの走り初め。【画像:北大阪急行電鉄】

来年2024年3月23日に千里中央~箕面萱野2.5kmが延伸開業する予定。このほどレールの敷設が完了し、今年2023年11月26日に箕面萱野駅でレール締結式が行われた。

※画像を追加しました。(2023年11月28日14時10分)

《関連記事》
北大阪急行線の延伸区間「2024年3月23日」開業へ 箕面から大阪都心へ直通
北大阪急行線の延伸区間「運賃認可」梅田~箕面萱野は480円