大阪府箕面市と北大阪急行電鉄の2者は8月23日、工事中の南北線延伸線(北大阪急行線の延伸区間)を来年2024年3月23日に開業すると発表した。
3月に開業するのは北大阪急行線の現在の終点・千里中央駅から北上して箕面萱野駅までの2.5km。途中に箕面船場阪大前駅を設ける。2者は工事が順調に進捗し、各種試験や検査の実施にめどがついたことから開業日を決めたとしている。
北大阪急行線は大阪メトロ御堂筋線との相互直通運転が行われており、延伸区間の開業で箕面市内から新大阪や難波など大阪都心への直通アクセスが実現する。また、延伸区間の終点・箕面萱野駅にはバスターミナルが整備され、ここから東西方向に発着するバス路線が大幅に再編される。
箕面市と北大阪急行電鉄は、延伸とバスターミナルの整備により箕面市域の公共交通の利便性が広範囲で向上し、国道423号(新御堂筋)など幹線道路やその周辺の交通混雑が緩和され、環境負荷の低減効果も期待されるとしている。
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