東京メトロ「月2000円で実質乗り放題」土曜・休日のみ、元が取れる利用回数は?



東京メトロは9月28日、新しいサービス「休日メトロ放題」を11月から始めると発表した。事前に一定の月額登録料を支払うと、土曜・休日に限り東京メトロ線が実質乗り放題になる。10月1日から申込みを受け付ける。

東京メトロ銀座線の列車。【撮影:草町義和】

東京メトロのポイントサービス「メトロポイントクラブ(メトポ)」会員限定のサービス。メトポ会員のウェブサイトでサービスの利用を申し込む必要がある。登録料の決済はクレジットカードのみ。

申込翌月の土曜・休日にICカード「PASMO」で東京メトロ線を利用すると、その翌月の11日に利用した金額分が全額ポイントで還元される。また、サービス対象月はメトポ会員のランクを判定するための得点(ランクスコア)として、一律1000ランクスコアがプレゼントされる。

11月から「休日メトロ放題」を利用する場合、申込み・決済は10月中に行う必要があり、11月乗車分の金額分は12月11日にポイントとして還元される。

「休日メトロ放題」の仕組み。【画像:東京メトロ】

登録料は月額2000円。初乗り区間(ICカードで178円)の場合、月12回(6往復)利用すると元が取れる計算だ。東西線の南行徳~竹橋などICカードで252円の区間なら月8回(4往復)で元が取れる。

東京メトロによると、昨年2022年春に実施したトライアルで好評だったことから、本サービスとして開始することにしたという。メトポは2018年3月の開始以降、45万人超が会員登録している。

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