飯田線の湯谷温泉~三河槙原間(愛知県新城市)で5月31日夜、線路内に巨大な岩石が落下しているのが見つかった。JR東海は同区間を含む一部の区間で列車の運転を見合わせている。
6月2日時点では本長篠~中部天竜間で運転を見合わせている。豊橋~本長篠間と中部天竜~辰野間も本数を減らして運転する場合がある。特急「伊那路」は全列車が運休中だ。
JR東海によると、豊橋起点39.4kmの地点で岩石の落下が発生。鉄柱や架線が損傷した。同社は現地調査と復旧作業を進めており、被害状況の全容把握と早期復旧に取り組んでいるという。全線の運転再開には「しばらくの日数を要する見込み」としており、再開時期のめどは立っていない。
《関連記事》
・東海道新幹線N700S「追加投入」車体に再生アルミを初使用、車椅子スペースも改良
・武豊線の半田駅「明治の跨線橋」など保存へ 高架化工事で撤去、駅前公園に移設