芸備線の脱線事故で一部不通 線路内に土砂流入して横転、数日中に復旧へ



JR西日本は3月10日、前日に発生した芸備線での脱線事故の概要を発表した。現場を含む区間で運転を見合わせているが、数日中には復旧する見込み。

JR西日本によると、事故は3月9日の早朝5時49分頃、芸備線の東城~備後八幡間(広島県庄原市)で発生。備後落合行き快速列車(ワンマン列車1両)の運転士が同区間を走行中、線路が土砂で埋まっているのを確認して非常ブレーキをかけたが、間に合わずに土砂に乗り上げて脱線、横転した。

土砂は線路脇の斜面(のり面)から線路内に流入していたが、流入の原因は調査中という。運転士にかげはなく、乗客は一人もいなかった。

JR西日本は現在、芸備線の東城~備後落合間で列車の運転を見合わせており、代行輸送を実施している。復旧には数日かかるという。