JR四国は6月16日、回数券の発売を9月30日限りで終了すると発表した。「お客様のご利用状況や弊社を取り巻く経営環境の変化」を踏まえたとしている。
発売を終了するのは11枚つづりの普通回数乗車券で、JR四国線内で完結する全区間。発売終了までに購入しておけば有効期間が満了するまで利用できる。また、身体障害者用・知的障害者用・通学用の割引普通回数乗車券は引き続き発売される。
回数券はICカードの普及などによる購入者の減少などから発売の終了が鉄道各社局で相次いでいる。JR旅客会社の場合、特殊な回数券や会社間をまたぐ回数券を除くと2021年6月末にJR九州が発売を終了。同年9月末にはJR西日本もICカード「ICOCA」エリア内での回数券の発売を終了した。
今年2022年9月末はJR四国・JR東日本・JR東海の3社が発売を終了する予定。JR東日本~JR東海をまたぐ回数券も9月末に発売を終了する。JR北海道は回数券の存廃などについて発表していない。
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