弘南鉄道(青森県)は11月2日、レールの不具合で一部区間を運休している弘南線について、11月7日始発から全線の運行を再開すると発表した。同線の全線運行は1カ月半ぶり。残る大鰐線も全線再開のめどを示した。
弘南鉄道は弘南・大鰐の両線で基準値を超えるレールの摩耗が見つかったことを受け、9月25日正午から両線とも全線を運休。10月2日から代行バスの運行を開始し、10月26日には弘南線の弘前~田んぼアートのみ運行を再開していた。
弘南鉄道によると、弘南線の境松~黒石の補修が完了。安全を確認したうえで11月7日始発から全線の運行を再開する。ただし変電所施設の障害による機器更新のため、列車の時刻を一部変更して運行するという。
現在も全線運休中の大鰐線について弘南鉄道は、11月中旬に一部区間の運行を再開し、12月上旬の全線再開を目指して作業を進めたいとしている。
《関連記事》
・弘南鉄道・弘南線の一部再開「10月26日」線路不具合、全線再開のめど立たず
・青森駅東口の駅ビル「2024年春以降」オープンへ 駅名サインは旧駅舎と同じに