臨時特急「ニセコ号」キハ261系「はまなす」編成を初使用 函館本線「山線」経由



JR北海道は7月13日、函館本線の倶知安・ニセコ経由で札幌~函館を結ぶ臨時特急「ニセコ号」を9月に運行すると発表した。今回はキハ261系特急型気動車の多目的車両(5000番台)を初めて使用。沿線の高校と連携した車内販売などの企画も実施する。

臨時特急「ニセコ」で初めて使われるキハ261系5000番台「はまなす」編成。【画像:中村昌寛/写真AC】

運行日は9月2~4・7~11・14~18・22~26日の計16日。停車駅と時刻は次の通り。

●上り
札幌7時56分発→手稲8時10分発→小樽8時44分発→余市9時15分発(10分停車)→小沢(9月11日のみ停車)→倶知安10時00分発→ニセコ10時23分発(10分停車)→昆布10時33分発→黒松内11時09分発→長万部11時43分発(14分停車)→森12時31分発→新函館北斗13時07分発→五稜郭13時19分発→函館13時23分着

●下り
函館13時55分発→五稜郭14時00分発→新函館北斗14時15分発→森14時57分発→長万部15時53分発(11分停車)→黒松内16時12分発→昆布16時49分発→ニセコ17時14分発(15分停車)→倶知安17時37分発(10分停車)→余市18時20分発→小樽18時43分発→手稲19時10分発→札幌19時28分着

車両はキハ261系5000番台のうち「はまなす」編成(5両)を使用。1号車はフリースペース「はまなすラウンジ」で、それ以外の2~5号車は全車指定席だ。はまなすラウンジには記念フォトボードが設置される。

また、北海道小樽未来創造高校や北海道ニセコ高校と初めて連携。生徒による観光ガイドや生徒が育てた食材を使用した食品の車内販売を行う。ほかにも沿線の自治体などによるおもてなしや特産品の車内販売、沿線グルメ食品の車内販売や停車駅ホームでの販売なども行う。

臨時特急「ニセコ」で使われたことがある「ノースレインボーエクスプレス」。【画像:Kuroc622/CC0】

臨時特急「ニセコ号」は2015年に運行開始。運行区間のうち札幌~長万部は特急「北斗」が走る室蘭本線・千歳線ではなく、山あいを通り抜ける函館本線の通称「山線」区間を経由し、外国人観光客の人気が高いニセコを通る。

車両は従来、キハ183系特急型気動車やキハ183系のリゾート車両「ニセコエクスプレス」「ノースレインボーエクスプレス」を使用していた。これらの車両が引退したため、今回はキハ261系1500番台「はまなす」編成を初めて使用する。

※初出時、車両の愛称名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。(2023年7月14日22時33分)

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