六甲ケーブル「90周年」ヘッドマーク車両の運行や缶バッジのプレゼントなど



六甲山観光は3月10日から、同社が運営する六甲ケーブル線(神戸市)の開業90周年記念キャンペーンを始めた。ヘッドマークの掲出や記念品のプレゼント、写真・映像展示などを行っている。

六甲ケーブル開業90周年記念のPRイメージ。【画像:阪神電鉄】

ヘッドマークは90周年記念のオリジナル。来年2023年3月9日まで1年間、車両に装着して運行する。六甲ケーブル下駅では90周年記念オリジナル缶バッジのプレゼントを実施。缶バッジは黄色と桃色の2種類で、黄色バッジは3月12~27日の土曜・休日、桃色バッジは4月2~30日の土曜・休日に配布する。先着100人までで、無くなり次第終了する。

写真・映像展示は六甲ケーブル下駅と六甲山上駅で2023年3月9日まで実施。六甲ケーブル下駅では「ミニミニアーカイブ展」と題し、初代・2代目のケーブルカーなど昔の写真を展示する。六甲山上駅ではケーブルカーのスタッフが撮影した六甲山の自然写真のスライドショーをプロジェクターで投影する。

このほか、ケーブルカー車内では7月29日まで、過去に六甲ケーブル下駅と六甲山上駅、ケーブルカー車内で展示されたアート作品の写真を展示。六甲山上駅のカフェ「TENRAN CAFE」では90周年記念メニューを用意し、90周年オリジナルイラストの小旗を添えた高さ約90mmのスフレパンケーキ(990円)や、2台のケーブルカーのカラーをイメージしたドリンク(各690円)を販売する。販売期間は3月19日から2023年3月9日まで。

90周年記念ヘッドマークと装着イメージ。【画像:阪神電鉄】

六甲ケーブルは90年前の1932年3月10日に開業したケーブルカー。六甲ケーブル下駅から最大勾配206パーミルの坂を上り、六甲山上駅を結ぶ。全長1.7kmで高低差は493.3m。阪神電鉄が100%出資する六甲山観光が運営している。

《関連記事》
和歌山の紀三井寺「ケーブルカー」3月末に完成へ 鉄道事業法の適用は?
阪神電鉄の回数券・往復乗車券「発売終了」 ICカードのポイントサービス拡充へ