東急東横線「Q SEAT」車、10月24日から 当面はロングシートの一般車両



東急電鉄は10月21日、東横線に導入する有料着席サービス「Q SEAT」の車両について、10月24日から運転を開始すると発表した。

赤系統の色でラッピングされた東横線の「Q SEAT」車。【画像:東急電鉄】

まず10月24日に1編成目が導入される。10両編成中の2両(4・5号車)が「Q SEAT」車で、車体は赤系統の色でラッピング。当面のあいだは座席をロングシート配置にして、座席指定のない一般車両として運用する。2編成目以降は来年2023年2月以降に順次運転を開始する予定だ。

「Q SEAT」は2018年から大井町線で始まった有料着席サービス。7両編成のうち1両の車内にロングシートとクロスシートの転換機構を持つ座席を配置した「Q SEAT」車とし、平日夜間の中央林間行き急行でクロスシートの座席指定車として運用している。乗車には乗車券のほか指定券が必要だ。

大井町線の「Q SEAT」車。【撮影:草町義和】

東横線への導入は従来の発表では2023年度以降にサービス開始とされていた。今回の発表で東急電鉄は「サービスの内容および開始時期(運行区間・運行種別・料金体系・購入方法等)は、改めてお知らせいたします」としており、具体的な開始時期には触れていない。

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