東急電鉄は7月29日、現在は大井町線に導入されている有料着席サービス「Q SEAT(Qシート)」を東横線にも導入すると発表した。
東横線の一部の10両編成について、4・5号車の2両をロング・クロス転換車両に置き換えて「Q SEAT」車両とする。東急電鉄が発表した想像画によると、大井町線の「Q SEAT」車両がオレンジ色なのに対し、東横線の「Q SEAT」車両は赤茶色をベースにしたラッピングが施される。
2023年度以降に導入の予定。詳細な導入時期や運行区間、列車種別、料金体系、購入方法などについて、東急電鉄は改めて案内するとしている。
「Q SEAT」は座席指定料金を別途払うことで着席が保証される「座れる通勤列車」の一種。2018年から大井町線でサービスが始まった。7両編成のうち1両をロング・クロス転換車両に置き換え、平日夜間の中央林間行き急行の一部でクロスシートの座席指定車として設定している。
東急電鉄は2022年5月に発表した同年度の設備投資計画で、「Q SEAT」の他路線への拡大を検討するとしていた。
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