箱根登山鉄道の貨物電車「モニ1形」見学会 荷台「乗車」体験も



箱根登山鉄道は4月30日、「貨物電車モニ1形・車両基地見学会」を開催する。車両の展示や見学、荷台への乗車体験などが行われる。

箱根登山鉄道の貨物電車モニ1。【画像:箱根登山鉄道】

開催日時などは次の通り。

・開催日時:4月30日 1回目:10~12時(受付:9時30~50分) 2回目:14~16時(受付:13時30~50分)
・開催場所:入生田車両基地 入生田駅から徒歩5分
・参加費用:一人6000円
・募集人数:20名/回
・展示車両:貨物電車モニ1形・旧型車両100形(104・106・108)
・開催内容:車両基地スタッフによる解説付き見学会(床下機器や屋根上機器も見学)/モニ1形と100形の展示/モニ1形荷台の乗車体験(停車中のみ)
・箱根登山電車オリジナルグッズ・鉄道部品の販売会
・車両基地見学会参加記念ノベルティのプレゼント

申込みは2月16日10時からネットショップ「箱根登山電車ONLINESTORE」で受け付ける。定員に達し次第、受付を終了する。

このほか、箱根登山鉄道の「YouTube」公式チャンネル「@箱根ナビ」では2月9日から、モニ1形の動画が公開されている。

モニ1形は1975年、1両だけ製造された貨物電車。実際は貨物列車の営業運転で使われることはなく、おもに夜間の線路保守作業時にレールなどを運ぶ工事用車両だ。車体の色はグレーだったが、2009年5月に現在のオレンジ色に塗り替えられ、箱根登山鉄道の社員がデザインしたイノシシのキャラクター「モーニーくん」も描かれた。

グレー塗装だった頃のモニ1。【画像:箱根登山鉄道】

日中は強羅駅構内の隅に留置されており、動いている姿を見られる機会は少ない。箱根登山鉄道によると、モニ1形を車両基地で展示する見学会イベントは初めての開催という。

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