小田急箱根グループの箱根登山鉄道と箱根ロープウェイは1月11日、4月1日付けで合併すると発表した。
存続会社を箱根登山鉄道とし、同社が箱根ロープウェイを合併する。合併後の商号は「箱根登山鉄道」を継続使用する。鉄道事業法に基づく合併認可は国土交通大臣に申請中だ。
箱根登山鉄道と箱根ロープウェイは、小田急箱根グループの箱根観光ルート「箱根ゴールデンコース」の一部を担う交通事業者。両社とも小田急箱根ホールディングスが株式を100%保有している。
箱根登山鉄道は小田原~箱根湯本~強羅間の鉄道線と強羅~早雲山間の箱根登山ケーブルカーを運営。箱根ロープウェイは早雲山~大涌谷~桃源台間のロープウェイを運営している。合併により小田原~桃源台間の運営会社が一元化される。
両社は合併の理由について「事業親和性が高くあらゆるシナジーの創出が期待できる両社を合併し、経営資源を集中」すると説明。「目まぐるしい事業環境の変化に柔軟に対応できる機動的且つ効率的な経営体制」を構築するとしている。
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