日本旅行東北は9月3日、「『残暑のストーブ列車体験』と津軽飯詰・汽車旅文庫&五所川原農林高校 見学の旅」と題した日帰りツアーを実施する。通常は冬季のみ運行されている津軽鉄道(青森県)の「ストーブ列車」に残暑厳しい時期に乗車する。
行程は次の通り。
津軽五所川原10時45分発→(ストーブ列車体験)→津軽中里11時23分着・12時14分発→(旧型客車乗車)→津軽飯詰12時48分着(汽車旅文庫見学)→(徒歩)→五所川原農林高校(見学)→五農校前15時25分発→(普通列車)→津軽五所川原15時31分着
ストーブ列車の乗車のほか「レイルウェイライター」こと種村直樹(2014年死去)の蔵書を収めた「汽車旅文庫」の見学や、国内の高校で敷地面積が2番目に広いとされる五所川原農林高校の見学を行う。
旅行代金は9800円で20人を募集。申込みは日本旅行東北の「青森県西北地域 鉄道モニターツアー」予約サイトで8月28日まで受け付ける。津軽鉄道では受け付けていない。
津軽鉄道は津軽半島の津軽五所川原~津軽中里20.7kmを結ぶ鉄道路線を運営。冬季は車内にダルマストーブを設けた「ストーブ列車」を運行していることで知られる。
気象庁の統計によると、青森県五所川原市の9月3日の平年気温(1991~2020年)は最高26.8度、最低17.7度。一方、青森県内の9月の日別最高気温(1882年~2022年)は2012年9月18日に観測史上1位の36.1度を記録している。2~10位は34度以上で、このうち2・6・10位は大正期の1915~1922年だが、それ以外はすべて2011年以降だ。3年前の2020年9月3日は史上3位の35.7度だった。
日本旅行東北は「ストーブ列車はがまん大会ではございません。ご自身で体調管理をしていただき、必要に応じて隣の冷房車両でご休息してください」と注意を呼びかけている。
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