津軽鉄道で急行「津軽」イメージの旧客夜行列車ツアー 立佞武多曳き体験も



日本旅行東北は「立佞武多曳き体験と津軽鉄道旧客夜行列車の旅」と題したツアーを企画した。青森県五所川原市で開催される夏祭りで練り歩く「立佞武多(たちねぷた)」を曳く体験をしたのち、津軽鉄道の旧型客車を使用した夜行列車に乗る。

津軽鉄道の旧型客車を使用した夜行列車のイメージ。【画像:日本旅行】

8月7~8日の夜行1泊2日。1日目は立佞武多曳き体験を行ったのち、22時に津軽鉄道の津軽五所川原駅に再集合し、旧型客車の夜行列車に乗る。23時00分ごろに津軽五所川原駅を出発。津軽五所川原~津軽中里を2往復し、2日目の朝6時00分ごろ、津軽五所川原駅に到着・解散となる。

旅行代金は1万8000円で80人を募集。申込みは日本旅行東北の「青森県西北地域 鉄道モニターツアー」予約サイトで受け付けている。津軽鉄道では受け付けていない。

津軽鉄道は津軽半島の津軽五所川原~津軽中里20.7kmを結ぶ私鉄。冬季は国鉄から譲り受けた1948~1955年製の旧型客車の客室にダルマストーブを設置し、「ストーブ列車」として運行していることで知られる。

ストーブ列車で使われている津軽鉄道の旧型客車。【画像:日本旅行】

この夜行列車ツアーでは、ストーブ列車で使用している旧型客車を使用。かつて東京と津軽を結んでいた急行「津軽」をイメージして運行するという。

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