小湊鉄道「キハ40」今春の営業運転開始に向け「最後の仕上げ」へ



小湊鉄道の五井駅構内で試運転を行っているキハ40形。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

小湊鉄道(千葉県)は3月29日、JR東日本から購入したキハ40系気動車のキハ40形2両について、今年2021年春にも営業運転を開始すると発表した。

小湊鉄道は老朽化したキハ200形気動車の更新を図るため、JR只見線(福島県・新潟県)で運用されていたキハ40形2両(キハ40 2021・2026)を購入。昨年2020年5月、小湊鉄道線に搬入された。

同社によると、車両番号はキハ40 1・2に変更。これまで「小湊鉄道仕様」への改造工事などを行ってきた。現在は「今春(2021年春)の営業運転開始に向け最後の仕上げ」を行っているという。

小湊鉄道のキハ40形(手前)とキハ200形(奥)。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

営業運転の開始日など詳細は明らかにしておらず、今後ウェブサイトなどで案内する予定。また「キハ40系が運行を開始しても、すぐにはキハ200形が全廃になるわけではありません」としている。キハ200形は1961年から1977年にかけ14両が製造され、現在は12両が運用されている。

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