阪急京都線の摂津市駅付近で高架化の調査や不動産鑑定 摂津市2020年度予算案



大阪府の摂津市がまとめた2020年度予算の当初予算額は、総額690億9102万円。前年度に比べ4.2%の増加となった。

高架化後の摂津市駅の横断面図。【画像:大阪府】

鉄道関係では、阪急電鉄の京都本線(阪急京都線)で進められている連続立体交差事業(連立事業)に15億3316万円を計上。建物などの調査や不動産鑑定を実施し、用地買収を進める。このほか、新規事業として大阪モノレール線のホームドア設置事業の2187万円を計上。南摂津駅のホームドア整備費を補助する。

大阪府・摂津市・茨木市・阪急電鉄の4者を事業者とする阪急京都線の連立事業は、摂津市庄屋一丁目~茨木市丑寅二丁目間の約2.1km。摂津市駅とその前後の部分を高架化し、5カ所の踏切を解消する。この5カ所のうち2カ所は、ピーク時の遮断時間が1時間あたり40分以上の、いわゆる「開かずの踏切」だ。事業費は約432億円。

2016年度に都市計画が決定し、2017年度に事業認可。2018年度から用地取得業務が始まった。工事着手は2023年度、事業完了は2033年度の予定だ。