相鉄本線の鶴ケ峰駅「地下化」土木・電気の施工会社が決定



相鉄は10月3日、本線の鶴ケ峰駅付近で実施する連続立体交差事業(連立事業)について、土木工事と電気工事の施工会社を決定したと発表した。総合評価方式による指名競争見積もり合わせなどを実施して決めた。

土木工事は3工区に分けられており、地下トンネル区間のうち円形トンネル(シールド工法)を中心とした第1工区は清水建設・五洋建設・鴻池組・坪井工業・奈良建設の共同企業体(JV)が施工する。

箱型トンネル(開削工法)で整備される鶴ケ峰駅部の第2工区は、大林組・鉄建建設・NB建設・馬淵建設・京成建設のJVが施工。二俣川駅寄りのトンネル・擁壁の第3工区は前田建設工業・西松建設・東洋建設・松尾工務店のJVが施工する。

電気工事は全事業区間で信号関係が日本信号。通信関係はエクシオグループ、電車線関係は日本電設工業、電力・変電関係は東急テクノシステムが施工する。軌道工事は今後、選定が行われる。

鶴ケ峰駅付近の連立事業の平面図(上)と縦断面図(下、工区別)。【画像:相鉄】

この連立事業は西谷~二俣川の線路のうち鶴ケ峰駅とその前後の線路を地下化し、踏切10カ所を解消するもの。6月に横浜市が都市計画法に基づく事業認可を受けた。事業施行期間は2034年3月31日(2033年度末)まで。

《関連記事》
相鉄・鶴ケ峰駅付近「地下化」事業認可 都市計画など手続き完了、10月以降に着工へ
近鉄奈良線「高架・移設地下化」西大寺車庫の移転含め複数案検討 基本設計に着手へ