西武鉄道の傘シェアリングサービスが池袋線でもスタート 借用・返却ポイントを増設



西武鉄道と西武プロパティーズは6月1日、休止中の傘のシェアリングサービス「アイカサ」を6月8日から再開し、同時に傘のレンタルスポットを増設すると発表した。

改札口の脇に設置されている傘のレンタルスポット。【画像:西武鉄道】

休止前は西武新宿線の全29駅と駅構内・駅周辺の商業施設に傘のレンタルスポットを設けていたが、再開後はこれに加えて西武池袋線・池袋~飯能間と豊島線の26駅にも設置。駅構内の商業施設や都内のオフィスビルにもレンタルスポットを新たに設置する。これにより西武線の全92駅中、半分以上の55駅にレンタルスポットが設けられる。

西武鉄道は2019年9月から、アイカサのサービスを活用した傘のシェアリングサービスの実証実験を開始。今年2020年5月7日から製品更新のためサービスを休止しているが、6月8日からレンタルスポットの設置場所を増やしたうえで再開することが決まった。

アイカサはNature Innovation Group(ネイチャー・イノベーション・グループ)が提供しているサービスで、2018年にスタートした。スマートフォンのアプリを使って利用登録やレンタルスポットの検索ができる。レンタルスポットではスマホアプリを使ってレンタルスポットのQRコードを読み取り、傘を借りたり返したりする。

料金は24時間で1本あたり70円(同月内で最大420円)。月額280円で1ユーザーあたり2本まで借りられる使い放題プランもある。