相鉄・鶴ケ峰駅付近「地下化」事業認可 都市計画など手続き完了、10月以降に着工へ



横浜市道路局は6月21日、相鉄本線・鶴ケ峰駅付近を地下化する連続立体交差事業(連立事業)について、神奈川県から都市計画法に基づく都市計画事業の認可を受けたと発表した。

認可された事業区間は旭区の西川島町地内~二俣川2丁目地内の約2.84kmで、事業費は約784億円。事業施行期間は2022年6月から2034年3月31日(2033年度末)とされた。

事業認可された連立事業の位置。【画像:横浜市】
西谷~二俣川の平面図(上)と縦断面図(下)。【画像:横浜市】

この連立事業は、相鉄本線・西谷~二俣川の線路のうち鶴ケ峰駅とその前後の線路を地下化するもの。これにより踏切10カ所を解消し、交通渋滞の解消や鉄道により分断された地域の一体化などを図る。

これまでの手続きの流れと今後の予定。【画像:横浜市】

今年2022年1月に都市計画が決定され、横浜市は事業認可に向け手続きを進めていた。今回の事業認可で都市計画や環境影響評価の着工前の手続きが完了。横浜市は本年度2022年度下半期の着工に向け相鉄と協力して事業を推進するとしており、10月以降に着工の見込みだ。完成は2033年度の予定。

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