京成電鉄がホームの非常ボタンと自動列車停止装置を連動化



京成電鉄はこのほど、駅のホームにある非常停止ボタンと自動列車停止装置(ATS)の連動化工事を完了した。ボタン操作と列車の非常ブレーキが連動する。

京成電鉄の列車。【撮影:草町義和】

京成電鉄のATSは、都営浅草線とその乗り入れ路線で使われているC-ATS。2017年度から連動化工事を開始。2月1日の始発から全線で運用を開始した。

ホーム上の非常停止ボタンが押されると、従来は危険を知らせる「列車停止表示灯」
が動作し、それを見た運転士が非常ブレーキを手動で操作して列車を停止した。

今回の連動化で、ボタンが押されるとC-ATSが列車に情報を伝え、運転士の非常ブレーキ操作を補助する形で自動的に非常ブレーキを動作させ停車させるようになった。

連動後の流れ。【画像:京成電鉄】